税務調査に、素人だけで立ち会うのは厳しいです。
なぜなら、調査官から次々に質問をされ墓穴を掘るケースがあるからです。
墓穴をたくさん掘った結果、追徴額がとんでもなく大きくなる場合もよくあります。
そんな方は「顧問税理士に税務調査の対策を依頼する」のも一つの手です。
顧問税理士へ税務調査の対策を依頼するとたくさんのメリットがあります。
そこで今回は、顧問税理士へ税務調査の対策を依頼するとなぜ便利かどうかについて解説していきます。
顧問税理士へ税務調査の対策を依頼するべき理由は次の3点です。
顧問税理士は税務の専門家です。
そのため、税務調査時に気を付けるポイントを教えてもらえます。
「〇〇は税務調査官に疑われやすくなるので気を付けて!」、「××をするんだったら税務調査前にした方が良い」など、調査対象者にとってお得なアドバイスをしてくれる可能性が高くなります。
税理士であれば、税務調査時の立ち会いも認められています。
税務調査では、調査官から質問をされることが多く、税務に詳しくない人だと調査官の意図がくみ取れず質問に答えられないケースもあります。
しかし、顧問税理士の立ち会いがあれば、調査官の質問内容が分からなかったとしても代わりに答えてもらえるため、安心して税務調査に臨めるでしょう。
顧問税理士は税務調査時に追徴される税金額を抑えるために、とるべき行動を知っています。
そのため、顧問税理士が立ち会いしないケースと比べ追徴額が減る可能性も高いと言えます。
顧問税理士へ税務調査を任せると費用は発生しますが、支払った額以上に税金が安くなるケースもあるので、安全策をとるという意味でも顧問税理士に任せた方が良いと言えます。
顧問税理士へ税務調査を任せるときには、いくつか注意点があるので紹介します。
もし税務調査が入ってしまった場合には、次の注意点を参考にしつつ税務調査に臨んでみてください。
税務署から税務調査の連絡が来た際は、連絡する前に顧問税理士と相談してください。
なぜなら、税務調査を受ける前には準備をする必要があるからです。
税務調査時は、調査官が帳簿などの書類を閲覧するため前もって必要書類の保管場所を確認する必要があります。
さらに会計処理ミスがあれば、税務調査日前に修正申告をする作業も発生します。
これは、税務調査日以降に修正申告をする場合と比べ、重加算税が安くなるケースが多いからです。
そのため、顧問税理士と話し合って日程を決めたうえで、税務署へ連絡してください。
ただし、長期間連絡を放置すると、税務署から怪しまれるため気を付けましょう。
顧問税理士のなかには、税務調査の立ち会い経験がほとんどない人もいます。
顧問税理士へ税務調査を依頼するときは、税務調査に詳しいか聞くのも忘れないでください。
国税庁や税務署で働いていた顧問税理士だと、税務調査の概要を知っているケースが多いため頼りになると言えます。
万が一、顧問税理士が頼りなさそうであれば外部の税理士へ依頼するのも一つの手と言えます。
顧問税理士は、税務に関する知識を持っているため、税務調査がある人は任せるのがベターです。
ただし、税務調査の立ち会い経験が少ない税理士もいるのでその際は先ほどご紹介したように、別の税理士に依頼するなど柔軟に対応するようにしましょう。