今回のお客様は、お電話にてご相談いただきました。 会社を設立したばかりで、経理や税務をできる限り安く丸投げできる税理士の方を探していたのだそうです。 「創業時はできる限り固定費を抑えたい」と考える方は非常に多いと思います。しかし、税務顧問となると毎月ある程度の固定費がどうしてもかかってきてしまいます。しかし、本業のことを考えると税務顧問契約はしておきたい・・・。このジレンマが経営者を悩ませるポイントの一つです。 もし、同様の悩みをお持ちであれば、本記事の事例をぜひ参考にしてみてください。
サービス内容 | 年齢・年代 | 業種業態 | 役職 | 性別 |
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税務顧問 | 30 | 不動産業 | 代表取締役 | 男性 |
今回のお客様は、不動産業の会社を設立されたばかりの社長様です。ご自身に経理や税務の知識が全く無いこと、そして本業がお忙しいことから経理や税務を丸投げで行っていただける税理士を探しておられたのだそうです。 そのため税務顧問契約をする前提で税理士を探しておられたそうですが、特に重要視していたのが顧問料の安さと税理士の対応でした。安く契約できる税理士であっても、安かろう悪かろうのサービスは避けたいと考えていました。また、できればスピーディーに対応していただけそうな同年代の若い税理士が良いと考えていたそうです。 そんな時、たまたま私の事務所のHPを見て私が同年代であることを知り、他の税理士事務所と比較検討をした上でご相談いただきました。
今回のお客様のように「税務顧問契約はしたい、でも顧問料は安く抑えたい」という方がほとんどだと思います。しかし、税務顧問にはそれなりの顧問料がかかってきてしまいます。 今回のお客様は、一般的な税務顧問料の相場よりもより低い相場でのご契約を望んでおられたため、「自社で簡易な帳簿をつけていただく事は可能でしょうか?」とご提案いたしました。 簡単な帳簿程度であれば、お客様にとってそれほど難しくなく、また時間もあまりかけることなく付けることができます。しかし、これをやっていただけるだけで税理士の手間が減ります。そのため、その分減額を行うことが可能になるのです。 そういった事情をご説明させていただき、自社で簡易な帳簿をつけていただくという事でご希望の報酬額で顧問契約をさせていただきました。
税務顧問契約を結ぶほとんどのお客様は経理や税務に関するリテラシーがあまり高くありません。月1回の定期面談などで、自社内の資金繰りなどに関してアドバイスをする際、お客様にもある程度の経理・税務の知識を持っていただいていた方が相乗効果が生まれやすくなります。 そのため簡易帳簿をお客様につけていただく事は、一見手間に思えるかもしれませんが、税務顧問費用の減額だけではなく、自社の税務リテラシーを高くする効果もあり、今後の企業成長に繋がる非常に良い方法だと考えています。